琥珀色、淡い紫色、その日によって見える朝の景色は違います。
沖縄の朝焼けをイメージして作られた、あたたかみのあるガラスの器。
プラネットのシリーズは、鮮やかな色合いと濃淡がそれぞれ個性的で
泡盛や果実酒など、いつものお酒もより一層おいしくなりそうです。
「沖縄の工芸展」は明日までの開催となります。
ぜひ遊びにいらして下さいね。
asayake
プラネット
■琉球ガラス
色鮮やかで、素朴な風合いが琉球ガラスの魅力。元々沖縄ではアジアとの貿易を通して比較的早くガラス製品が持ち込まれていたと考えられていますが、太平洋戦争後の資源難のなかで、米軍基地から捨てられるコーラやビールの空き瓶を溶かし再利用したことが琉球ガラスと呼ばれる製品づくりの始まりです。
雑多な瓶を溶かすことで生じる多彩な色合い、厚手のガラス再生の行程で生まれる気泡、けっして恵まれているとは言えない製造にまつわる条件をも魅力に変えてしまう逞しさは、沖縄の人々の生き様そのものでもあります。今回ご紹介する「asayake」と「プラネット」は、再生ガラスを使用した製品ではありません。グラスとしてのクオリティを高いものにするためには不向きであるからです。琉球ガラスの持つスピリットを大切に取り入れ、沖縄に暮らすつくり手だからこそ感じる、南国の自然への敬意が込められた製品に仕上げています。