福井さんと秋田さんの展覧会もあと2日となりました。
この空間もあと僅かと思うと、とても名残惜しいです。
二人の作るものに触れると一瞬にして心を掴まれるんです。
それは、二人が素材と対話しながら優しさや思いやりをもち形を探っているからだと思います。
素材と人がお互いに作用しながら生まれる作品。
そこには「循環」や「使う人を問わない」という思いがあり、とても共感します。
お二人の新作は全て最終日の7/31までご覧いただけますので、お気軽にお立ち寄りくださいね。
本日も12:00-18:00にてopenいたします。
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” 在るもの ”
「今、私の身体の周りに在るもの」には限りがあります。
今回の展覧会で用いた染料の元であるウメノキゴケはすでに手の届くところに在りました。
福井の作品となる木の樹皮に付着していたこの地衣類は、全陸地の地表の6%を覆っているとされ、地球の衣とも言えます。
それらを拾いあげ見つめ直すことは私たちの作品に新たな質感や色、形を与えました。
自らの身体にも限りがあるからこそ、ものや空間の内に触れることで、身体の拡張を求めているのかもしれません。
福井守・秋田友香
@mamorufukui @yukaakita
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森での偶然の出会いや、人との縁から手元にやってくる
本来は捨てられてしまうはずの様々な樹木を使ってオブジェを制作をする福井守さん。
木々が持つ特徴を観察し対話しながら形を探っていきます。
「身体と膜」をテーマに布や繊維を使って空間・造形作品・舞台美術などで表現する秋田友香さん。
ファッションサイクルに捉われないユニセックスのウェアブランドpssst,sir(プスサァ)も手がけています。
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本展では、地衣類を染料として用いたオブジェ、インスタレーションと秋田さんが手がける”pssst,sir”の展示販売をいたします。
SyuRoはデザインと自然との共存、そしてその狭間を大切にしています。
デザインとアートの視点を持つ二人の新しい試みを
実際に触れ、袖を通してご体感ください。
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Mamoru Fukui・Yuka Akita Exhibition
会期:7/10(土)-7/31(土) 12:00-18:00
会期中無休
会場:SyuRo
東京都台東区鳥越1-16-5
03-3861-0675